猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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講師1:生徒2の個別指導
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    いったい、先生1・生徒2の、1対2の個別指導というのはどうなのだろうか。
    講師も生徒も、やりにくくないか。

    たとえば、1人は勉強ができる素直で真面目な子、1人は勉強が苦手な子、それに講師3人の小さな空間。
    生徒がのび太と出木杉君の個別指導。
    勉強ができない子の側に立ってみれば、非常に好ましくない、居心地の悪い環境に違いない。

    彼は学校では「お客さん」だ。勉強は全くわからず、1日中ヘブライ語を聞いているのと同じような、退屈極まりない時間を過ごしている。
    それと同時に彼は、勉強ができる子の姿を目にしながら、能力的に越えることのできない壁を常に感じている。
    勉強ができる子の存在は、自分の劣等感をかき立てる不愉快な存在でしかない。

    だからこそ個別塾に通い始めた。心機一転個別塾では居心地のいいマイペースな環境が与えられると思ったら、隣には自分よりもずっと勉強のできる子が立ちはだかっている。
    学校と同じ状況だ。
    しかも、学校だったら自分と同じ「お客さん」は数多くいるが、塾では自分ひとり。逃げ場がない。常に隣の優秀な子と比較されている

    そんな状況で講師はどうすればいいのだ?

    講師が本能に忠実だったら、素直な優秀な子に愛着がわいて、言葉に棘がある勉強嫌いな子を知らず知らずのうちに遠ざけてしまうに違いない。
    教師と優秀な子の間は密接になり、勉強が苦手な子は疎外感を抱く。
    まるで小出監督と高橋尚子の密接な師弟愛の中に割り込む、しがないマラソンランナーみたいな気分になるだろう。

    逆に、勉強ができる子の側から考えてみると、立場が逆になる。
    巷で塾が流行るのは、優秀な子はより優秀にしたいという、親の願いが強いからに他ならない。
    だからこそ、勉強ができる子の父母の方は、勉強が苦手な子と同じ環境で学ぶことに抵抗を持つ方が多い。

    学校ではそんな環境に対して当然ながら文句が言えない。しかし塾では勉強が苦手な子と隔絶された環境で勉強して欲しい。
    特に集団塾じゃなく個別塾を選んでいる優秀な子の親は、なおさら自分の子供を「特別扱い」して欲しい願望があるだろう。勉強ができない子を近づけるなんてとんでもない。

    1対2対応の個別指導で、勉強ができる子とできない子を同室にすることは良い対応とは言えないし、やむを得ずそうなった場合は、講師や個別指導塾の室長は、トラブルが起きないように神経を尖らせておくべきだろう。

     
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