猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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生徒の記憶力は信頼してはならない
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    教師は、生徒を絶対に信用してはならぬ。
    といっても、生徒が教師を裏切るとか、生徒に対して常に疑心暗鬼を持ち続けろとか、そんな深い陰険な意味ではなくて、生徒の記憶力を信用してはならぬ、という意味である。

    たとえば授業がとってもうまくいく。
    教師も生徒も「いい授業だった」と充実感を抱き、教師は満足して頭から湯気が出そうになり、生徒は素晴らしいミュージシャンのライブを聞いた後のような高揚感に包まれる。

    しかしせっかくの授業内容を、生徒は1週間後には少し忘れている。
    1ヵ月後には完全に忘れている。
    1年後には記憶の彼方だ。

    教師はせっかく生徒の頭にインプットした知識を、定着させる作業を怠ってはならない。
    たった1回教えただけでは、知識はタンポポの綿帽子みたいに四散してしまう。
    1週間後には復習を、1ヵ月後にはさらに復習をと、同じ単元を3〜4回反復しなければならない。

    もちろん塾では学校より先取り学習しているわけだから、2〜3ヵ月後には塾でやったことが学校の授業で繰り返し教えられるし、また塾でも春夏冬の講習会で復習の機会がある。

    ただ、教える側が、教えたことは生徒は忘れるものだという意識を常に持っているだけで、生徒の学力の伸び方は相当に違ってくる。
    復習のやり方は、宿題でもいいし、テストでもいいし、授業の最初の10分ぐらい使ってダイジェストで教えてもいい。

    とにかく反復が大事。
    料理人の腕が素人を凌駕しているのは、毎日毎日繰り返し厨房で料理しているからである。
    ベテラン教師の知識が圧倒で、教え方が上手いのは、毎年毎年同じ単元を子供に教え続けているからである。
    料理人も教師にも言えることは、反復こそがスーパープロフェッショナルへの王道、ということである。
    人間の記憶力は信用してはならない。



     
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