猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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国語力で教育費が安上がり!
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    国語力は、すべての科目の力を引き上げる原動力になる、というお話。



    英語・数学・国語・理科・社会の5教科がある。
    まず手始めに、国語力を伸ばしてみよう。



    国語だけが伸びた。
    しかし実際は、国語の点数だけが他の科目を妨害しながら1つだけ突出して伸びる、ということはない。

    国語力はすべての科目の基礎である。社会や理科や数学のテキストは日本語で書かれているし、英語も日本語と同じ言語である。

    実際は下の図のように、国語は夢を食うバクみたいに、他の科目を包み込む。



    そして国語が伸びるとともに、他の科目の得点も一緒にアップする。



    どんどん伸びるぞ!



    国語の伸びが、他の科目に波及効果をもたらしている。




    さてこんな風にホワイトボードに図を書いて、デジカメで撮影していると、高3のA君から「何ですかその図は?」と質問された。
    私が説明すると、「そうかぁ?」とクレームがついた。A君はバリバリの理系である。

    たしかに数学や理科に関しては、国語とは別の才能が必要だ。
    国語の偏差値が71.2なのに数学が45.2とか、数学が68.7で国語が48.6の受験生はざらにいる。
    私の理論は思いつきの極論で、机上の空論にしかすぎないかもしれない。

    ただ私が言いたいのは、国語力が上がって文章を理解する力がアップすれば、当然「参考書を読む力」もアップする、ということだ。

    参考書を読解する力があれば自学自習が楽になる。抵抗なく参考書を使える。
    読解力は、塾や予備校で授業を受ける時以外の勉強量を必然的に増やす。
    これだけ本屋には素晴らしい参考書問題集があふれているのだから、もしかしたら市販の参考書問題集だけで受験勉強が可能なのかもしれない。

    塾や予備校の費用が最小限に食い止められ、安上がりじゃないか!

    逆に読解力に自信がない受験生にとって、文字が無愛想に羅列された参考書は、干し草のような存在だ。
    干し草を「サラダにして食べなさい」と与えられても、どうすることもできやしない。

    しかし卓越した読解力を持つ受験生なら、牛や馬のように干し草をたらふく食べて、肥え太ることができる。

    小中学校の時代から訓練して読解力をつけ、その結果、高校になって参考書を読解できるくらいの国語力が備われば、充実した密度の濃い自学自習が可能で、人の力を借りずとも自力で勉強することができる。

    国語が伸びたら、他の科目の成績も同時並行して上がるというのは、こういう意味なのである。
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