猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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試験本番で強い平常心を保つには
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    模試を何十回繰り返しても、大学入試本番はたった一回。とくにセンター試験は一回勝負だからこそ、フィギュアスケートや体操の選手のように、転倒の危機と隣り合わせの緊張感がある。受験生は羽生結弦や内村航平と同じ体験をしているのだ。
     
    では、どうしたら一回勝負の本番に強くなれるのか?
    本番で最大のピンチは、最初の科目で失敗した時だ。メンタルを根こそぎやられる。思考停止に陥り、今までの努力が水の泡になったように落ち込む。

    センターでは最初の地歴公民では失敗しても痛手は少ないが、2教科目の国語が怖い。国語で失敗すると気分が重くなる。次の英語で集中できなくなり、ドミノ倒しみたいに失敗の連鎖が続く。
    センター試験では休憩時間に、スマホをいじってはいけない。自分はできなかったのに「問題易化か?」「国語170点しか取れなかったぁ」という目に痛い情報はショックだ。センターは情報戦だけども、試験の休憩時間に限っては情報弱者にならなければならない。。
     
    最初の科目で失敗して困るのは、心の張りが消えることだ。残りの科目で細部に気が配れず、消化試合のように解き方が雑になるのだ。しかも無意識に。
    アニメ作家の宮崎駿は執念深いほど強い気力の持ち主だが、それがジブリ映画の細部へのこだわりにつながっている。『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』の細かい描き込みは、粘着質と言っていいほどの緊張感の持続が成し遂げたものである。
    魂は細部に宿る。コケて緊張感が緩めば魂が逃げる。

     
    入試本番で、適度な緊張は気力を充実させ、問題を丁寧に解く原動力になる。少々の緊張は電気エネルギー、緊張を怖がってはならない。
    本番ではふだんの力を100%出せればいいと言うが、柔道の谷亮子やレスリングの吉田沙保里は、本番中に練習の120%ぐらいパワーアップしているように見える。本番に強い彼女たちに共通しているのは、動物的な攻めの姿勢である。あれは明らかに、本番の緊張感を味方につけている。電気エネルギーをギラギラに浴びている。
     
    だけど実際には、緊張感のバランスコントロールは極めて難しい。過度に緊張すれば重圧で頭が働かないし、逆に緊張の糸が切れたら雑になる。
    最初に失敗した時の、精神的ダメージを最小限に食い止めるには、最初からこけることを「想定内」と考えて臨むといい。センター試験の国語は失敗しやすいから「0点でもいい」と最悪の事態を想定して試験に臨もう。
    完璧を期して試験に臨めば減点されるごとに傷つくが、0点でも「想定内」と開き直れば攻めに転じられる。転倒も「想定内」である。想定内。開き直って緊張感を保つには、とても便利な言葉だ。



     
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