猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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「朝型」と水商売
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    勉強時間は朝型が理想的だ。だが朝型か夜型かは、家庭環境の要因が大きい。公務員やサラリーマン家庭なら自然に朝型の生活ができるが、夜勤の多い看護師や水商売の家庭では、夜型になりがちだ。

     

    たとえば母親が水商売で、帰宅が深夜のならどうするか

    水商売の女性は、ママもホステスも、売り上げのために飲まなければならない。無理して「私たちもいただきます」と飲みたくない酒を流し込む。特に母子家庭で稼ぎが生活を左右する場合、命を張って売り上げを稼がなければならない。客の酒を飲めば飲むほど儲かるので、根性で飲み切る。店が終わったあとも、客と食事に行ったり、つきあいがあるだろう。

     

    店が終わり家に帰ると、泥酔して湯船の中で寝てしまう子どもは「お母さん死ぬんじゃないかって心配もするだろう

    でもあまり酔ってない時は、勉強中の子供に「いっしょにラーメン食べましょ」って、サッポロ一番みそラーメン作

    冷蔵庫のもやしと玉ねぎとキャベツ中華鍋で炒めて乗っけて。「蒙古タンメン中本風ね」と言って豆腐を入れる時もある。一味唐辛子を一瓶全部かけちゃう勢いで、真っ赤にして食べるわけ。あとバターをたっぷり。深夜の晩餐会。

     

    こんな生活だと、夜型にならざるを得ない。子どもは朝ご飯食べない。母はたいてい寝てるし。深夜のラーメンが朝ご飯みたいなものだ。夜型の環境は、子どもを深夜にしか勉強できない体質にする


    でも夜の勉強、頭がトランス状態になって冴え起きていれば勉強が佳境を迎える瞬間があり、謎の集中力が芽生える。こんな時「寝ちゃったらもったいない」と思う。だから夜遅くまで勉強して、意識がなくなって気づいたら机の上にうつぶせになって寝ていることもある。夜型ってどこか、学者や小説家みたいでカッコいい気分にもなる

    だけど、そんな生活が良くないことは、賢明な母親ならわかっている。
     

    そんな母親は、夜の仕事をしていても、朝は子どもより早く起きて、朝食と弁当を作っている。公務員やサラリーマンにとって朝型は自然体だが、生活が不規則な仕事を持つ母親には、朝型を維持することは毎日体力と気力を消耗するのだ。「夜型」という自らの生活リズムをぶち壊してまで、子どもの「朝型」を死守する。

    看護師や水商売のようなハードな仕事で、朝型を維持しながら子どもを育てる愛情の力はすごい。
    「朝型」の強さを本能で知っているのは、「夜型」の生活で働くお母さんなのかもしれない。

     

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