猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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無人島に10冊参考書を持っていくとしたら(下)
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    生徒「英文読解の本は何がいいでしょう。迷ってます。僕は西きょうじの『ポレポレ』にしようかと思っていますが・・・」

     

    (生徒の心の声・・・やっぱり『ポレポレ』が一番安心できるよね)

     

    先生「いや、『ポレポレ』は難しいから、同じ西きょうじの基本的な『英文読解入門 基本はここだ!』はどうかな?

     

    (先生の心の声・・・お前に『ポレポレ』は難しい。やめとけ。偏差値45のヤツに『ポレポレ』は手に余る)

     

    生徒「でも『ポレポレ』は評判いいですよ。難しいのはわかりますが、チャレンジしたいです!」

     

    (生徒の心の声・・・『英文読解入門』だって? なめやがって! 簡単な英文しか載ってない本でしょうが。俺は応用問題が解きたいんだ。勉強は基礎から積み上げるより、応用から全体を俯瞰した「パラシュート勉強法」の方が、全体像を見渡せていいと俺は聞いたぜ。俺は早稲田志望だぞ。ここはポレポレだろ。素人め)

     

    先生「『英文読解入門』は、英文は簡単だけど、解説が理屈に合ってるよ。簡単な英文で、英文読解の普遍的な理屈を学べる本なんだ。西先生の理屈を頭に埋め込めば、長い文を読む手掛かりになる。「英文読解装置」が脳に建設されるよ。最初の一冊として万人に薦めたい」

     

    (先生の心の声・・・何が難しいことからチャレンジしたいだ。どうせどこかで、鳥の目で俯瞰する「パラシュート勉強法」のにわか知識でも仕込んだんだろう。こんな低学力の生徒が応用から始めたら、パラシュートどころか飛び降り自殺だろうが。おとなしく『英文読解入門』やれよ。この年頃の奴は、変なプライドで難しい参考書やって挫折する)

     

    生徒「『ポレポレ』はダメなんでしょうか・・・?」

     

    (生徒の心の声・・・俺は早稲田受けるんだ。『英文読解入門』みたいな簡単な英文が早稲田に出るかよ。入試問題に即したレベルの英文読むのが定石じゃないか)

     

    先生「『英文読解入門』をやって、それからポレポレをやればいいんだよ。ポレポレは難しいから、ワンクッション欲しいんだよ。ゴールは『ポレポレ』、スタートは『英文読解入門』。これでいいじゃないか」

     

    (先生の心の声・・いやあ、西きょうじ先生にも困ったもんだ。よくもまあ渾身の著書に『ポレポレ』というタイトルをつけたと思う。ふつうなら編集会議で一笑されるだろうに。書店で『英文問題精講』『英文解釈の技術100』『英文読解の透視図』『思考訓練の場としての英文解釈』と厳めしい英文解釈本が並ぶ中で、『ポレポレ』のタイトルは異彩を放つ。表紙も象だし。思いっきり親しみやすい。だから『ポレポレ』を簡単な本と間違って買う受験生はあとをたたない。これは「オレオレ詐欺」じゃなくて「ポレポレ詐欺」だ)

     

    生徒「じゃあ『英文読解入門』にします」

     

    (生徒の心の声・・・だったら『英文読解入門』1週間ですませてやらあ)

     

    先生「そう『英文読解入門』と『ポレポレ』は2冊で1冊だ。英語が苦手な人はね、文章が長くて単語が難しくて解説がわかりにくい参考書は、絶対途中ギブアップする、『英文読解入門』はこの3つの弱点がないし、しかも薄いから完走でき反復できる。とくに比較の部分は5回以上読んでほしい」

     

    (先生の心の声・・・そう。『ポレポレ』も『英文読解入門』も、受験生がつけた手垢の累積数ではピカイチの本だ。こういうブランド物の鞄のように、使い込めば使い込むほど味が出る「強い参考書」は頼りになる)
     

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