猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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中学生の厳しい塾はダメか? 博士女王対決編
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    高校受験をめざす中学生が通う塾で、先生が厳しく、生徒を叱りつけ、礼儀作法にうるさく、宿題チェックが厳しい塾がある。
    こういう厳しい塾は存在意義があるのか?
    時代錯誤なのか?
    博士と女王の対決。



    博士

    厳しい高校受験の塾は意味がない

    公立中学生が通う、高校受験に向けて厳しく鍛える塾ってありますよね。先生が細かいことにうるさくて、時には怒鳴りあげるスパルタ指導の塾。

    僕、そんなの意味ないと思います。

    高校受験する人は、中学受験が盛んな地方では負け組でしょ?

    スポーツでいえば、中学時代にサッカーのクラブチームに選抜された人が開成や麻布や灘など難関中学、残りが公立中学ですよね。

    嫌な言い方を敢えてしますが、中学受験で勝った人が「豆腐」で、落ちた人は「おから」みたいなものです。

    そんな「おから」みたいな、才能にいま一歩欠けた中学生に勉強を強いる。それって一昔前の教育ママ・教育パパの塾版って感じですね。時代錯誤です。だいたい勉強がスパルタで通用すると考えているのが間違いです。

    高校受験で厳しい塾って、先生が中高時代にあまり勉強しなかった人が多いんじゃないでしょうか。自分が中高時代に怠け者で、塾の先生になったとたん中高生に厳しくする。自分に甘く他人に厳しい典型ですね。

    中学の塾で厳しく鍛えて、たとえ難関高校にギリギリ入っても、落ちこぼれてしまいますよ。記憶力や理解力では中学受験で勝った人たちに劣るし、また中学時代勉強し過ぎたせいで勉強アレルギーになり、燃え尽き症候群になってしまいます。
    あと、こういう厳しい塾を、自由闊達を好む勉強ができる生徒は避けますよ。

    それに厳しい塾は弊害が大きいです。中学時代は厳しい先生がいたから成績が残せた。でも高校ではそんな先生いません。スパルタって最大級の依存なんですよ。中学時代に厳しい先生に勉強は思いっきり依存して、高校になったら自由放任、しかも勉強内容は格段に難しくなる。こんなの赤ん坊を大学受験の戦場に放り捨てるようなものです。

    逆に、難関中学の生徒は、高校受験がなくて読書や部活などで青春を謳歌しています。遊んでいるように見えて、教養を身につけていて、知識を涵養しているんです。それが高3になって爆発するんです。才能がない人ほど、勉強を机の上だけでするものだと考えていますね。

    「おから」は「豆腐」には勝てません。どんなに鍛えてもね。


    VS
     


    女王

    中学生は厳しい塾で鍛えられなさい

    あのね、難関中学でも、博士みたいに遊んでても勉強できる人って一部だと思うの。多くの生徒は難関校専門の、宿題が多い詰め込み型の塾に通ってるのが当たり前じゃないの。博士みたいに読書で教養を涵養なんて、旧制中学時代みたいなレトロなこと言ってたら、凡人は生き残れないのよ。

    中学で勉強厳しくして何が悪いの? とくに男の子なんて成長に差があるわ。小6なんて声変わりしてない、ちっちゃい男の子だっているし、ヒゲでも生えてきそうな半ズボンとランドセルがキツキツのオッサンくさい子だっているでしょ? 

    勉強に目覚める時期だって人それぞれ。中2ぐらいから上背も学力も伸びる子はいくらでもいるわ。部活だったら鍛え時でしょ、勉強で鍛えてどこがいけないのよ。

    それを「おから」か「おけら」か知らないけど、失礼な言い方よね。エリート意識を感じるわ。

    中学生ってね、人生の分岐点なの。勉強の道に進むか、そうじゃないか。大事な大事な分かれ道よ。反抗期で怠け者な年ごろで、しかも異性とか部活とかスマホとかゲームとかいろいろ誘惑がある。

    そこへ厳しい先生が身体を張って、神経をすり減らしながら、勉強の道を指し示すことの何が悪いのよ。勤勉さの価値を教えることのどこがいけないのよ。

    一番腹が立つのは「才能」って言葉よ。才能って博士はよく使うけど、才能ってすごく排他的な言葉なの。才能がないと言われて落ち込まない子っていないわ。
    才能という言葉は才能を潰す危険な呪文よ。

    でもここで、あえて才能という言葉使わせてもらうけど、厳しく鍛えないと才能が眠ってしまう子が多いじゃない。公立中学生を「あなたのなすがままに」と自主性に任せて放置するのと、「俺について来い、鍛えてやる」と本気でぶつかるのと、どちらが「良い先生」なのかしら。私の価値観でじは断然後者よ。


    判決は28日(木)午後9時半




     

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