猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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数学苦手は克服できるか?『受かるのはどっち?』
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     拙著『受かるのはどっち』より、「数学苦手は克服できるか?」を一部改変して掲載します。

    王子

    ■数学苦手が克服できるのは中学受験経験者だけ
    京都大学はアメリカンフットボールが強いです。

    彼らはもともと体が細い受験秀才ですが、関西学院大や立命館大など強豪チームの相撲取りみたいな選手と、いい勝負をしています。

    アメフトは体力勝負であるとともに、知的勝負のウェイトが多くを占めるスポーツだから対抗できるのです。

    京大が強いのは、彼らに数学的センスがあるからだ僕は分析しています。

    アメフトではボールを瞬時に的確な場所に投げ、また最短走路を取らなければなりません。たいていの京大生は中学受験勉強で、図形の点の移動、最短距離を叩き込まれています。

    関西の中学受験塾では土日は十数時間も塾で特訓です。

    まるで毎日が数学オリンピックのように数字や図形と格闘します。アメフトを始めたのは大学からでも、小学生の時からアメフトの知的訓練を積んでいるようなものです。

    数学力が紙の上だけでなく、アメフトのグラウンドという実戦にも生きているのです。

    難関高校の生徒は数学で落ちこぼれていても、中学受験時代に培った算数のポテンシャルがあります。

    基礎学力を持つ彼らなら追い上げ可能ですが、そうでなければ無理でしょう。

    女王
    ■数学苦手克服は万策尽くせば可能
    数学では別にトップに立たなくていいわけで、苦手は苦手なりにしのげばいいわ。
    まず計算力からつけましょう。
    数学できない人は計算力がない。

    『足し算・引き算から微分・積分まで 小・中・高の計算が丸ごとできる』間地秀三(ペレ出版)がいい。計算に特化した本で、掛け算九九から積分計算まで載ってるの。数学嫌いな人は計算アレルギーで、通信制限のかかったスマホのように計算が遅いの。この1冊を繰り返せば、月初めの通信制限解除の時のように速くなるわ。
    あと、基礎ならマセマ出版社の『初めから始める数学毅繊拉肋豬蒜靴鮖箸辰討諭

    問題が少なく解説がフレンドリー。これだけで大丈夫かと心配する前に、まずこれだけやってみてほしい。
    数学苦手克服には思い切って基礎に戻る度胸がいるの。

    偏差値が伸びないとき、基礎に戻るのは理に適っているとわかってはいても、直前なのに基礎なんかやってる場合じゃない、応用問題解かなければと焦る。

    それに、人から「基礎に戻れ」と言われたらプライド傷つくしね。でも平常心で基礎を粛々とやれば道が開けるわ。

    判決
    ■数学全体と戦うな。個々の単元を一つずつ潰せ

    判決、女王の勝ち。数学で中学受験経験者が有利なのは事実だが、方策はある。
    数学で苦手克服するには、数学全体と戦わなければいい。

    1つずつ単元を潰していく方法を取れ。

    二次関数・三角比・ベクトル・数列・微分積分、どれか1単元のスペシャリストになることだ。数列から潰しにかかるとすれば白チャートから始めればいい。

    マセマ出版社のシリーズでもいい。基礎ができてる人なら『1対1対応の演習』を勧める。

    1単元に戦力を一極集中し、他の単元は潔く捨てる。1単元ずつ潰せば成績は確実に上がる。
    数学という科目は質量ともに多く、数学全体を同時に敵に回すのは無謀。数学全体と一気に戦ったら敗ける。

    ヒトラーが敗北したのは、東はソ連、西のアメリカ・イギリスと、東西の敵と同時に戦ったからだ。

    また、大日本帝国に至っては北にソ連、東にアメリカ、西に中国、南にイギリスと、東西南北を敵に囲まれた。

    さらに織田信長も西は毛利、北に上杉、東に武田・北条、そして本願寺と、四方八方敵だらけで最後には明智光秀に隙を突かれ殺された。
    数学全単元を伸ばそうと欲張れば、ヒトラーや大日本帝国や織田信長のような破滅が待っている。


    ■それでも苦手なら、計算力を上げるため公文式へ
    数学苦手を克服する、決定的な方法が公文式である。

    計算力を上げるには、ズバリ、公文式がいい。
    日本の教育制度は、学年一斉に同じ内容をやり、一度やったことは原則として復習しないという大原則がある。これでは復習できず成績が落ちるのは当然である。

    「一期一会」で学力はつかない。
    逆に公文式は、学年を無視した能力別プリント、苦手分野の徹底復習 という「一期二会」「一期三会」の方法論で、ポピュラーな教育産業に成長した。

    勉強が苦手な人を得意にする方法論がシステム化されていて、数学の基礎力を高めるには公文式のシステムに頼ればいい。
    公文式では、高校生で中学生の方程式と格闘する人もいる。

    学年枠を取っ払い、プリントを基礎から反復してこなす。公文式の門をたたいた最初のうちは、高校生が中学生用のプリントをやるのは恥ずかしいけれど、驚くべき速さで復習ができ達成感がある。
    私はTwitterとBlogをやっていて、数学苦手克服法をよくたずねられるが、「公文式がいい」と言うと、「まさか公文なんて」と耳を傾けない高校生が多い。

    基礎が大事なのは誰もがわかっていても、いざ公文式という基礎の基礎の勉強法を突きつけられると、プライドが傷つく気持ちはわかる。

    だが、バカほど基礎をバカにする。
    公文式だけで大学入試の問題が解けないのは当然だ。しかし基礎の通過儀礼を浴びなければ、難問がいつまでたっても解けない。だまされたと思って「くもんいくもん」という気になってみよう。

     

    判決 女王…数学が苦手なら、1単元ずつ潰せ。計算が苦手なら公文式という巨大教育システムに頼れ

     

     

     

     

     

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