猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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『システム英単語』VS『英単語ターゲット』どっちがいい?『受かるのはどっち?』
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    『システム英単語』VS『英単語ターゲット』有名単語集対決

    どっちがお勧め?

     

    博士

    ■『英単語ターゲット』で入試出題頻度チェック

     

    ”Cho ChoTrain”のEXILEは知っていても、英単語exileの意味が「亡命」だと、知っている人は何人いるでしょうか。

    またPerfumeはいまや世界的に有名ですが、perfumeが「香水」だと知っている高校生は、意外に多いと思います。

    街には英語があふれていますよね。それが日本語でどういう意味を持つのか、調べる習慣があるかどうかで、英語力は格段に違ってきます。新しい外来語、たとえばケースワーカー、ワークショップ、セグメント、デフォルトとか新語が現れたなら、スマホで調べるクセをつけてほしいです。

    僕は勉強中、未知の単語があれば辞書を引くのではなく、まず『英単語ターゲット』で調べていました。

    ターゲットは受験に出そうな英単語が掲載されています。未知の単語が、受験に出る単語なのか、それとも大学受験を逸脱している単語なのか、ターゲットで確認していました。

    僕にとって単語集は、英単語詰め込みに使うものではなく確認用でした。ターゲットはレイアウトがシンプルで調べやすいのです。exileもperfumeもターゲットに載っていますよ。

     

     

    女王

    ■『システム英単語』は初心者にやさしい

     

    私ね、学校で買わされたのが、旺文社の『英単語ターゲット』だったの。

    この本はシンプルなのはいいけど、悪く言えば単語が並んでいるだけ。例文も中途半端に長い。難度が高い本よね。

    で、私は高2から塾に通ったんだけど、長渕剛に似たスパルタ先生は、私が持っていたターゲットを見て、「そんな本を俺の前に2度と持ってくるな。カバンにしまいなさい」と言って、『システム英単語』を渡したわけ。それから、「英語ができない奴は単語を知らない。単語を知らない奴は根性がない。1か月で暗記しろ。」と言って、シス単のミニマルフレーズを、1冊丸暗記しろと命令した。

    でもね、孤立した単語だけ暗記するつまらなさがないけど、シス単のミニマルフレーズは長さがちょうどいいわけよ。

    たとえば『システム英単語』でvirtue(美徳)は”the virtue of hard work”と、のど越しのいい日本蕎麦みたいに、ツルッと一気に呑みこめるわ。

    逆に、ターゲットの例文は”The Japanese learn that vagueness in discussion is a virtue.”って感じで長いの。こんな韓国冷麺みたいに固くて長い例文は、暗記できないわ。

     

     

    判決文

    ■『ターゲット』は前世紀の遺物か?

     

    学校や塾の先生に「どんな参考書がいいですか?」と尋ねるときには、必ず「先生はどうしてその参考書を勧めるのですか」と尋ねてみよう。

    もし先生が「私が使っていたから」と答えたら、疑ってかかることだ。若い先生ならともかく、年配の先生が「自分が使っていたから」という理由で勧めた参考書は、時代遅れのものが多い。

    学参の世界は日々進化している。20年も30年も前の自分の成功体験だけで、教え子に学参を勧めるのは、日露戦争時代の古色蒼然とした武器で、ソ連の近代兵器に挑み敗れた、ノモンハン事件の帝国陸軍のように愚かである。

    英単語集にしても、最新鋭の本の存在も知らないで、新しい学参の研究もしないで、自分の経験だけで教え子に本を勧めるのは無責任だと私は思う。

    『ターゲット』は1990年代には定番だった単語集である。40代50代の先生は使っていた人がかなり多い。だから生徒に勧めたがる。

    だが、ここ数年で発行された単語集に比べると、『ターゲット』は英単語を並べただけの、工夫が凝らされていない単語にしか見えない。博士のように辞書代わりにするのならいい。だが、英単語を命綱にして這い上がりたい受験生には、あまり勧められない。

    ある有名予備校の先生は、「ターゲット? あかんあかん、そんなもんほってしまえ」と言ったらしい。

     

    ■『システム英単語』は大学受験界の老舗・駿台の新鋭単語集

     

    うちの高校生は『システム英単語』を使っている。

    私が受験生の頃、こんないい単語集はなかった。

    駿台文庫は大学受験参考書の名作を放ってきた「古典」だが、単語集には目立つものがなかった。だが駿台が満を持して出版したシス単は、出版されて以来評判を呼んだ。
    シス単が素晴らしいのは、ミニマルフレーズである。contemporary「現代の」という単語を、単体で暗記するのではなく、’contemporary Japanese culture’「現代の日本社会」という短いフレーズで覚えさせる。フレーズで暗記することで格段に覚えやすくなる。
    もし『シス単』以外の単語集を使ってたら続けていいが、『シス単』第5章の「多義語のBrush Up!」だけは絶対見ておきたい。簡単な単語の意外な意味が載っていて楽しい。

    たとえば'line'には電話という意味があるが、この意味を知らなければThe line is busy.を「行列が混んでいる」などと誤訳してしまう。

    センター試験は特に、『シス単』第5章のような、簡単な単語の意外な意味が出やすい。

    第5章は試験問題の作成者が受験生に仕掛ける、単語トラップを集めたものである。受験生が問題作成者という「敵」の魂胆を知るには最高だ。

    この第5章の有用性こそ、『シス単』が最も信頼される単語集に急速にのし上がった原因である。

    chargeが告訴とか、lotが運命とか、soundが健全とか、sentenceが判決とか、知っておくと便利だ。

     

     

     

     

    判決 女王 単語は『システム英単語』で決まり。

    駿台予備学校の底力。特に第5章の「多義語のBrush Up!」を知らなければ今すぐ読むべし。

     

     

     

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