猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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「トイレ行っていいですか?」
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    ※US塾の中学生諸君へ

    コロナウィルスの影響で授業ができないため、いつもは授業中に語るモチベーショントークを、ブログの場をかりて書く。

     

     

    君たちUS塾の中学生は、学校の定期試験前には塾でカンヅメになり、中学校の課題をこなすために猛勉強する。週に6日、時には10日連続で勉強する。

    時間も長いが集中力も高いレベルに達してきた。中1の初期や、塾に初めて来た子の中には私語をする子もいたが、雰囲気にのまれ、勉強中はいっさい言葉を発しない。

     

    自習の時トイレに行きたくなったらどうするか?

    わざわざ先生に断って「トイレに行っていいですか」と声をかけるべきか、それとも黙って行くべきか。

    ふつうの塾なら「トイレ行っていいですか」と先生に声をかけるのが常識とされている。

    だけど君たちは「トイレに行っていいですか」という何気ない一言が、他の人の勉強の邪魔になることを空気で悟り、黙ってそっとトイレに行く。誰も自習中に「トイレに行っていいですか」と声を出したりしない。

     

    君たちが「トイレに行っていいですか」とわざわざ断るクセを捨てたのは、「トイレに行っていいですか」と声を発すると、友達の勉強妨害になることが、理解できるようになったからだ。

     

    逆の立場で考えてみよう。君たちが熱心に勉強してる時に、不意に誰かが「トイレに行っていいですか」と声を上げたらどうか。「せっかく集中してたのに邪魔しやがって」と軽く憤慨するのではないか。憤慨できるのは、集中して勉強できるようになった証拠である。

     

    勉強は睡眠と同じで、没頭している時に妨げられるのが最もつらい。

    シーンと静まった自習室の「トイレ行っていいですか」の無神経な一言は、午前3時、熟睡している友達の顔に氷水をバケツでかけるのと同じ行為である。

    だいたい「トイレ行っていいですか」とわざわざ声をかける人は、私が「ダメです」と言うとでも思ってるのだろうか。

     

    それはともかく、トイレの行き方一つにしても、静寂を保つために君たち塾生は気をつかっている。君たちは友達の邪魔にならぬよう、忍者のように気配を隠しトイレに行っている。現代の中学生でこれだけ高い自習環境を協力して作り上げた君達は素晴らしいと思う。

     

    うちの塾ではときどき、近くの図書館に散歩がてら行く習慣があるが、図書館の自習室で近所の高校生たちが自習しているのを見たことがあるだろう。

    だが、そこに緊張感はない。

    高校生たちは勉強中も席を立つ人が多く、友達どうし教え合ってるようで、話で盛り上がる。あれは自習室ではなく「夜のたまり場」である。笑顔と私語が飛び交う喧噪空間で、勉強の成績など上がるべくもない。

    図書館でチャラチャラ自習してる高校生より、君たちの方が何倍も立派だ。

     

    君たちは定期試験で5教科の目標点を設定して、それに向かって勉強している。トイレの行き方ひとつにも最大限気をつかい、静粛な環境を死守している。

    おそらく君たちが塾を卒業し高校生になったら、まわりの環境は「甘い」と感じるに違いない。そこで君たちが甘い環境に同化するか、それともUS塾で身に付けた厳しい勉強姿勢を孤軍奮闘で守るか、それは君たちにかかっている。

     

     

    (次回は3月5日(木)午後8時半更新予定)

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