猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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小論文と早慶学生気質
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    国語はキャッチャー的能力が必要と書いたが、では小論文はどうなのか? 
    小論文に必要なのは、ピッチャー的「攻撃」能力なのか、キャッチャー的「受身」能力なのか?

    小論文は意見を主張しなければ話にならない。ある論題に対してYESかNOか結論をハッキリさせ、論理的にジワジワと、時には譲歩の姿勢を見せながら、読み手の心にストンと落ちるよう、説得しなければならない。

    敵は国語のような黒一色の膨大な活字ではなく、白紙の原稿用紙である。ピッチャーのように攻撃的姿勢で立ち向かわないと得点できない。自分がボールを投げないと試合は始まらないのだ。

    でも、たしかに小論文の表現の自由裁量度は、国語より遙かに上なのだが、決して自由を過信しすぎてはならない。
    出題者の意図を汲み取り、出題者の「想定の範囲内」で書かなければ高得点はもらえない。

    突飛な例で恐縮だが、小論文の出題者と受験生の関係は、北朝鮮の金正日とその部下の関係に似ている。
    出題者は金正日、受験生は金正日の忠臣みたいな関係だと思えばよい。忠臣が金正日に意見する時、親愛なる指導者様の機嫌を損ねたら銃殺刑に処されるのと同じで、受験生は出題者が予め設定した舞台の中で勝負しなければ、不合格になってしまう。

    出題者に対して無作法な過激さで反抗してはならず、出題からズレた解答を書いてもいけないし、出題者に馴れ馴れしく接するのもNGだ。。
    出題者の意を汲み、求められている意見を論理的に展開し、採点者の脳味噌に抵抗なくストンと落とす。
    小論文はあくまで箱庭的・小宇宙的な「小」論文であって、大論文を書く壮大な気宇の精神は脇に置いておかねばならない。

    確かに小論文に自己主張は必要だが、主張する前に出題者の意を汲み取る「受身」の精神は必要不可欠である。

    ところで、早稲田大学文系の入試科目は国語だが、慶應義塾大学では国語の代わりに小論文が課される。早慶では受験科目が国語か小論文と違うのだが、これは早慶の学生気質に関係するのだろうか?

    国語が受身の科目で、小論文が攻撃の科目なら、早稲田の学生OBに相手の主張意見を忖度できるタイプが多くて、逆に慶応には自己主張が強い気質の人間があふれているのか?

    早稲田大学出身の政治家は、竹下登・小渕恵三・森喜朗・青木幹雄・福田康夫・河野洋平と、調整型の政治家が多い(田中真紀子と辻元清美を除く)。

    逆に慶応義塾大学は、小泉純一郎・橋本龍太郎・小沢一郎・綿貫民輔・平沼赳夫・中川秀直など、孤高の主張の強いタイプの政治家を世に送り出している。

    政治家に関しては、早稲田は受身型で、慶応が攻撃型だと言えるのかもしれない(田中真紀子と辻元清美を除く)。
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