猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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読書をすれば国語力は上がるか?
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    ズバリ、無理です。

    読書は好きだが国語の点数が上がらないといった、読書量と国語の成績が比例しない子供がいる。そんな子供は、やさしい簡単な本しか読んでいない場合が多い。

    その子の読解力レベルを10とすると、難易度が7以下の本しか読んでいない。
    自分の読解力よりレベルが高い本は、どうしても活字を意識してしまうので、難しくて敬遠してしまう。
    それじゃあ漫画を読んでいるのと変わらない。読書が読解力を伸ばすという方はいても、漫画が読解力を伸ばすというのは聞いたことがない。
    (もちろん知的好奇心の糸口として漫画はこの上ないツールだけど)

    しかし入試問題は、中学入試なら小6、高校入試なら中3、大学入試なら高3といった年齢相応より背伸びした、歯ごたえのある難しい文章が出題されるわけだ。自分のレベルが10なら、12ぐらいの文章が出る。

    普段簡単なものばかり読んでいた子は、入試問題の難文には対応しきれない。
    バッティングピッチャーの緩い球ばかり打つ練習しかしていない野球選手が、実戦で剛速球や癖のある変化球を打てないのと同じことだ。

    「うちの子は読書好きなのに国語の点数が上がらない」という事態は、こんなことが原因なのだ。

    読解力は、自分よりほんの少し高いレベルの文章を、塾というソフトな「強制力」のもとでの、的確な指導の下でないと到底身につかない。塾での国語の授業は、読解力アップのための最高の環境である。

    大人の世界でも難しい文章は敬遠される風潮が強くなっている。

    戦前の旧制高校の学生みたいに、見栄を張って哲学書を紐解くといった、難しい文章を読むことが格好良いという風潮は廃れてきている。
    むしろ最近では、難しい文章は悪文として斬って捨てられる傾向がある。大江健三郎や埴谷雄高の価値は大幅下落し、村上春樹や宮本輝のように読者の頭にすっと入り込む文体の作家が評価されている。

    実は私も難しい本を最近敬遠しがちなのだ。自分のお気に入りの作家の本や、好きなジャンルの文章ばかり読んでしまう。今の私は放っておいたら、村上春樹や西村京太郎ばかり読んでしまう。

    大人でもバランスの良い読書は難しい、ましてや子供では無理というものだ。





    ★開成塾
    尾道市向島・しまなみ海道の知的空間






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