猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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ウチの塾の採用テキスト(中学部編)
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    私は自作テキスト・プリントは、あまり作らない。
    ただ、絶対必要なものだけは、補助プリントを作る。たとえば高校英語では「システム英単語」のMINIMAL PHRASESの穴埋めとか、日本史の早慶に出そうな「重箱の隅をつつく」ような一問一答とか、市販されていないオリジナルなものは作らざるをえない。
    私がブログをサボっているときは、たいていプリント作りに忙殺されている時なのだ。

    あと、附属福山高校受験のための、英作文問題を作るのに手間がかかる。附属福山高校は、中堅私大レベルの難しい英作文が出題され、配点も高く合否に相当影響する。英作文だけなら、難解さは灘や東大寺学園といい勝負ではないだろうか。

    ところが困ったことに、高校受験用英作文の問題集なんて、市販されていないのだ。だから自分で作らざるをえない。中学英語の問題集の英作文問題を、新しいものだけでなく、今はなき駸々堂のaptとか古いものひっくるめて、片っ端からピロ君にエクセルに入れてもらって、あれこれいじりながら編集して使っている。それにプラスして、高校の英作文問題集を、単語・熟語だけ中学生用に改変して使う。

    英作文は、大手塾の英作文テキストも、何冊か収集して参考にした。
    ある大手塾の英作文テキストが、問題の選択といい編集といい、すばらしくて目を見張ったのだが、偶然とは恐ろしいもので、ある個人塾の先生が私の塾に訪れて下さった時に、その大手塾のテキストを見て「これは私が作ったものです」とおっしゃったのだ。
    その個人塾の先生は、大手塾の英語科の「執権」的立場から独立されたのだが、先生が大手塾時代に作られたテキストが私の塾にあり、すごく驚いていらっしゃった。

    ところで話が変わるが、来年度の中学生のテキストについて。

    英語はこれまで通り「ウイニング」に決まり。plusじゃない方。あと定番の栄光の「ワーク」。これに中3は高校部を見据えて「実力完成問題集」を使う予定だが、でもまだ不確定。英語は正直迷っている。今年は育伸社に頼ろうか。

    数学も「ウイニング」。それに加えて「オリジナルテキスト」も使用する。
    というか「オリジナルテキスト」がメインかもしれない。私は数学の授業の導入は「オリジナルテキスト」に全面的に頼っている。広く浅く数学の基礎事項が網羅され使いやすい。「オリジナルテキスト」を使っている限り、安全運転かもしれないが、数学の成績の下方硬直性が強く、数学が苦手な子は圧倒的に少なくなる。「オリジナルテキスト」は城の石垣のようなものだ。
    「オリジナルテキスト」を理解してから一ランク上の「ウイニング」登場。その上の応用段階は自作プリントで対処する。

    理科は「実戦問題集」以外に考えられない。「実戦問題集」を使い始めてから、ウチの塾の理科の成績が飛躍的に伸びた。怖いものなし。ものすごく気に入っている。ふだんの授業も、学校の定期試験対策も、何から何までこれ1冊を潰すことで対応できる。
    使ってみるとわかるが、この問題集は圧倒的に授業がしやすい。私のように文系で、理科の教養が薄く話を膨らませる能力がない講師にとっては、「実戦問題集」みたいな問題形式のテキストのほうが性に合っている。
    問題量も適量で、おまけに黒一色で余計な装飾がなく、ストイックなデザインがいい。受験直前の中3には「実戦問題集」を中1から中3までの3冊を、2往復してもらう。これに宿題用として「オリジナルテキストS-ROAD」を使う。

    社会は「オリジナルテキスト」が抜群にいい。必要最低限の、無駄のない用語の羅列っぷりに惚れている。「こんなの出ねえよ」と突っ込みたくなる難解で突飛な用語もないし、「どうして大事な用語が出てないの」と物足りなくなることもない。用語の選択が実に素晴らしい。
    私の社会の授業方式は、最初の「授業ノート」で生徒と一緒に穴埋めしながら、1ページで20分ぐらい、本筋の知識と雑学織り交ぜて、ベラベラしゃべりまくる。その後「まとめワーク」を生徒で自力で穴埋めしてもらい、暗記時間を与えて「確認問題」をテスト形式で解いてもらう。「オリジナルテキスト」に出会ってから3年間、ずっとこの方法を取っている。
    私は社会が好きなので、「オリジナルテキスト」のように、用語だけシンプルに羅列されているテキストのほうがやりやすい。説明が長いテキストは説明が鬱陶しい。
    なお「オリジナルテキスト」に加え、理科と同じく「オリジナルテキストS-ROADも用意し」受験直前期には公立高校の論述用に、秀英予備校の「地理・歴史・公民記述のコツ」を使う。

    テキストに加えて、各教科とも11月ぐらいから電話帳で実戦力を試す。理科も社会も基礎的なテキストだが、応用力は最後の最後に電話帳に一任という意図だ。

    あと、肝心の国語だが、「実力完成問題集」一本にする予定。
    ウチの塾の売り物は国語力なので、妥協せずに難解な問題集を使う。国語に関しては、少し難しめの問題集のほうが、話す私の口も滑らかになる。単なる国語の時間というより、深い教養と、言葉の瞬発力を身につける時間を意識している。
    私の国語の時間の半分は「雑談」みたいな授業だ。雑談だけども、ちょっとカッコつけてアカデミックな薫りを意識している。授業では私の読書量が試される。読書で得たことを、噛み砕いて中学生に楽しく語る能力も試される。
    ウチの塾生の「個性」は、国語の授業で涵養する。社会に出て有為な人間になってもらいたい意図を強く込めて。
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