猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
kasami88★gmail.com
CALENDAR
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
twitter
猫ギター
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS
無料ブログ作成サービス JUGEM
<< 伊藤和夫と中原道喜 | main | 中1男子のピカチュウのカバン >>
「チャングムの誓い」を日本でリメイクしたら
0
    いまさらながら「チャングムの誓い」は面白い。
    韓国の宮廷で、可愛くて我慢強いチャングムが、いじめられながら料理の世界(のちには医学の世界)で立身出世する話だ。「スチュワーデス物語」と「美味しんぼ」を合体させたような話だ。

    むかし総合テレビで途中から見たが、15分くらいで物語に引き込まれてしまい、これは途中から見たらもったいない、最初から見なければと思い、第1話からDVDを借りて見ている。

    ところで韓国も中国も、王朝は共に1910年あたりで滅亡しているので王家に対する遠慮が無いのか、皇帝や王が暴君や阿呆であってもリアルに描写し、宮廷の一般庶民には不可思議な慣習やしきたりを、好き勝手に描いている。

    逆に日本の天皇家は今も現役バリバリだから、映画やテレビでは、どんなに大昔の出来事であっても、天皇や皇室内部のことを描くのは難しい。ましてや現在の皇族のことなど、金輪際描けぬ。「美智子さま雅子さま・嫁姑の確執物語」なんてドラマは絶対に電波に乗せられぬ。

    天皇家には過度に遠慮するメディアだけれど、その反動ゆえか、江戸時代の幕府や大名に対しては容赦ない。
    どんなに映画やドラマで将軍を悪辣極まりない暴君に描いても、どんなに大奥を淫らな性の破廉恥場にしても、権力を失った徳川家の子孫は文句を言う力が無い。

    現代の日本では、将軍家は「いにしえの没落権力」、天皇家は「リアルな権威」であり、将軍家大名家はメチャメチャに茶化すが、天皇家に無礼なことはできない。
    日本のメディアでは、「暴れん坊将軍」「志村けんのバカ殿様」はいいが、「暴れん坊天皇」「志村けんのバカ宮様」は許されないのである。

    さて、「チャングムの誓い」を日本でリメイクしたらどうなるか?
    リメイクしたらどんな日本の俳優が演じるのがふさわしいか、考えてみよう。

    まずチャングムの母は鈴木京香。「チャングムの誓い」でチャングムの母を演じる女優さんは、鈴木京香が生理痛になったような顔をしている。
    チャングムの母が、子役のチャングムの足を棒で打つシーンがあるが、鈴木京香に子供の折檻シーンを演じさせると、妙な色気が引き立つだろう。

    チャングムの父は平田満。笑顔がそっくり。
    意地悪な太った婆さんチェ最高尚宮は野村昭子。佐々木すみ江でもいい。

    チャングムの母の親友で、宮中に入った幼いチャングムの教育係であるハン尚宮は樫山文枝。顔が何となく似ている。
    あと、意地悪役の女官に名取裕子は絶対必要。彼女は大奥や宮廷には欠かせない。
    優しいが坊っちゃん気質の中宗には野々村真がいいんじゃなかろうか。

    チャングムは誰がいいのだろうか?
    | 映画テレビ | 06:20 | - | - | ↑PAGE TOP