猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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藤原正彦・仕事をなしとげる三つの要素
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    僕の好きなエッセイスト、つうか数学者の藤原正彦は、「数学者の休憩時間」や「文藝春秋5月号」に、仕事をなしとげるのに大切な要素は三つあると書いていた。

    以下要約

    ---------------------------------------------

    1つ目は野心です。
    未開の領域に挑むには相当の野心を必要とします。どんなに優秀な研究者でも、何かをしてやろうという気持ちなしにアイディアがわくことがありません。
    「野心」を辞書で引いたら「身分不相応な望み」と書いてありました。身分相応な望みだけでは発展が望めません。野心があってこそ困難な研究に乗り出すことができるのです。

    2つ目は執着心です。
    数学者の中には十年間一つの問題に取り組みやっと組む伏せた人もいます。 未解決問題の解決は容易でなく、だからこそ未解決で残っています。それを攻め落とすには、かなり執拗な攻撃が必要です。
    時には数年にわたって考え続けなければならない。少なくともこだわり続けないといけない。

    3つ目にして最も大切なのが、楽観的であることです。
    悲観的な人は、一生悲観しているだけで人生が終わってしまいます。自分の能力などに自己嫌疑心が強い人は、物事にぶち当たる前にエネルギーをすり減らしてしまいます。
    また、世界には極端に頭の良い人間がうようよいます。その人たちと命がけで競うわけですが、とかく劣等感のとりこになります。一週間うなって、やっと解けた問題が、ヒョイと一分間で解かれてしまったり、苦心惨憺のすえ証明した定理が、既に世界のだれかが、よりエレガントな形で発表されてしまっていたりします。こんな時には、かなり楽観的でないと再起できません。
    ポール・コーエンというフィールズ賞受賞の数学者がスタンフォード大学にいました。私もよく知っている彼は、どんな問題を見ても第一声は「オー!イッツ・ソー・イージー」。大抵は解けないのですが(笑)、いかに天才コーエンといえども、見たことのない問題を前にすれば一瞬怯むのです。そこで「こりゃ簡単だ」と自分に気合を入れて問題に立ち向かうのでしょう。
    自分を客観的に見たら人間というものは生きていけません。おめでたくてよい。主観的でいいのです。楽観的でないと脳が全開しない。それに楽観的でなければ、挫折した時に立ち直ることもできません。
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    野心とは身分不相応な望み、成功で最も大事なのは楽観的であること、楽観的でないと脳は全開しない、かあ。カッコイイ。


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