2009.05.30 Saturday
「経済的理由で進学できない」はウソ
二極化が進んで、負け組とか下流社会が日本にも誕生するらしい。また「第二次世界恐慌」の真っ只中でもある。
所得に余裕のない人が増えると、教育費にも当然しわ寄せがいく。将来芽が出て花が咲く可能性がある種子を、子供時代に撒くチャンスを、残酷にも経済的事情が潰す。
そんな時代は本当に到来しつつあるのか?
そういえば最近、「経済的事情で進学できない」 と耳にするケースが多い。 果たしてそれは本当か? そこまで日本は貧しいのか?
私には「経済的事情」が、本人の努力不足と怠惰の言い訳になっているようにしか聞こえない。貧乏が、有為な人材の進学を阻害するところまで、今の日本が堕ちているようには見えない。「貧しさに負けた、世間に負けた」は自己正当化に過ぎぬ。
極端な例で恐縮だが、路上で牛糞にまみれて生活しているインドの不可触民が、マハラジャになる金を稼ぐには、途方も無くマジカルな錬金術的方法しかない。だが、日本の大学に通う金は、アルバイトをすれば十分稼げる範囲の額だ。私もそうだったし、友人や教え子の中にも苦学生がいた。
「経済的事情で進学できない」は、言い訳に過ぎない。 金取り虫の塾だって、才能を眠らせることはしない。モチベーションが高いのに、家庭に事情があり塾に通う余裕がない子は、大手塾なら奨学金制度はあるし、個人塾でも事情を聞けば、何とかするのが当然だ。
私はビジネスライクな経営者なので、報酬のない仕事は決してしないが、私みたいな例外を除き、良心的な先生は意気に感じて何らかの手段を取るだろう。
「カネはない、コネもない。でも才能とガッツはある」若者は、誰も放り出したりしない。 というか、今の日本社会で一番必要とされているのは、そんな強い若者なのだ。
学力とは、大人になって世間に向けぶっ放つ弾薬であり、戦う兵糧米である。弾薬庫と食糧庫は、若いうちに満タンにしておかねばならぬ。
学力をつけるのに迷いはいらない。堂々とつければいい。学び場を去る理由を、親の経済力のせいにしてはならない。
★開成塾
尾道市向島・定員7名「七人の侍」で受験を戦う塾
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