猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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民主主義、一番偉いのは俺
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    女子高校生に痴漢をはたらいた「ミラーマン」植草一秀氏の実刑判決が確定した。懲役4ヶ月。
    「とくダネ」のコメンテーターをやっていた時には、植草氏には別に不潔な印象はなかったのだが・・・とにかく早稲田の恥である。

    話は変わって、最近言論人の間で、民主主義についての懐疑をよく目にするのだが、民主主義は、やはり国家統治の上で最高の形態だという気持ちを、私は強く持っている。
    太平洋戦争時の日本の軍部独裁、冷戦時代の共産国のプロレタリア独裁、現在の北朝鮮の金正日独裁、そんな住みにくい世の中は後免蒙る。
    民主主義は衆愚政治だと一面では言われるが、1人の愚人の独裁、あるいは特定の官僚臭のする愚人グループによる権力の寡占よりは遙かに良い。

    たとえば植草一秀氏が江戸時代の殿様だったらどうか。
    彼は己の趣味を満足させるために、城の奥に全面鏡張りの部屋でも作るのだろうか?
    直方体の部屋の六面がすべて、「燃えよドラゴン」のラストの格闘シーンみたいなガラス張りで、鏡の部屋で殿様は好みの女性を街でチョイスし、狼藉の限りを尽くす。
    植草氏は民主主義国家の一大学教授だから手鏡程度のアイテムで済むが、封建社会の殿様だったらガラス張りの「ミラールーム」である。

    民主主義国家だったら、警察は植草氏を逮捕し痛い目に合わせる「正義の味方」だが、封建社会では「ミラーハウス」に連れ込まれた女性達が逃亡しないように監視する役割を果たす「悪の味方」になる。
    また民主主義国家なら、破廉恥事件を起こして社会的に葬られるのは加害者だが、特権階級が支配する政治制度の下では、支配者に翻弄された被害者はなす術がない。

    ところで、民主主義嫌いの西部邁氏は、若い時学生運動の指導者だったが、自分たちの運動に民衆が無関心だった痛い経験から、彼の敵意は国家権力から民衆へ向かい、民主主義を批判するようになった。
    だからと言ってはなんだが、民主主義を疑ってかかる人には、少し疑ってかかる方がいい。民主主義とは国民は国家の主人であると政治形態であり、民主主義批判は、われわれを国家の主人の座から引きずりおろすことである。

    公民の授業でも、国民主権や民主主義を習う時に、「国民」とは誰なのか、「民主」とはどういうことなのか、わかっていない子が多い。

    私は授業で国民主権や民主主義を扱う時、生徒にこう教えている。

    私「日本で一番えらいのは誰かな?」

    徒A「天皇」

    私「大日本帝国憲法にはそう書いてあった。しかも神様だった。でも今は違う」

    生徒B「総理大臣」

    私「う〜ん」

    生徒C「イチロー」

    私「微妙だなあ、俺の答え言おうか?」

    生徒たち、黙って私の答えを待つ

    私「日本で一番えらいのは・・・・・・俺だ」

    徒D「はあ?」

    私「憲法に、そう書いてある」

    生徒たち「????」

    私「だって俺って、日本国民だろ。日本国憲法には、国民主権、民主主義が謳われているね。だから俺が一番偉い。俺が主権者だ。俺が日本の主人だ!」

    生徒A「じゃあ先生、俺らも一番偉いってわけね」

    「その通り。まだ君らには選挙権ないけど、20歳からは日本で一番偉い人になる。一枚の投票用紙こそが、俺たちが一番偉い証さ」

    「首相もイチローも日本で一番偉い人だ。ただそれは総理大臣だからではなく、凄い野球選手だからではなく、日本国民の一人だからだ」

    「しかも憲法には、公務員を選んで辞めさせるのは、国民の権利だとちゃんと書いてあるし、また公務員は国民全体の「奉仕者」なんだ。俺たちは市役所の役人や、警察や、自衛隊員や、国会議員のご主人様なんだよ」 

    「でも、もしたった一票の力だけでは、「俺は偉いんだ」と自信を持って言えなけりゃ、議員に立候補して政治家になるもよし、市民運動するもよし、マスコミに就職するもよし、官僚になるもよし、とにかく言葉の力で他の国民の支持を得て、他人の一票を少しでも多くかき集める努力をすればいいのだ」

    「「国が悪いよね」と思えは俺たち国民が悪いんだし、「政治家が悪いよね」と感じたなら選んだ我々に責任があるの。ついでに言うと首相が「バカ首相」なら俺ら国民が「バカ国民」です」

    「麻生首相は、俺たちが民主的な選挙という手続きを経て、責任もって選んだ人だ。彼は俺たちの代わりに政治やっている人なの。せっかく我々が選んだ人なんだから、ある程度政治家に政治は任せろ。でもね、政治家に対して「これはおかしいな」と思ったら、引きずりおろして、他の人を選べばいい」

    「とにかく民主主義なんだから、もっと俺らは威張ろうぜ。でも威張ったぶん責任は取ろう。選挙に行って、国民に対して責任もてる人を政治家に選ぼう」


    最後に、国民が政治家を選ぶ基準を2つ。

    2番目に大事な基準は「国民を豊かにする人」
    不況を巻き起こす貧乏神みたいな政治家はだめ。

    そして1番大事なのは「国民の命を守る人」
    政治家の最大絶対条件です。

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