猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
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個別指導と英会話とハゲと「恥」
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    個別指導が、なぜ、はやるか?
    それは、学ぶことを「恥」だと思っている人間のニーズを上手くつかんだからだろうと、私は考える。

    劣等感を持つ人間は、学ぶ姿を見られるのを恥ずかしがるし、競争を嫌悪する。集団塾に通うと、学校以上の競争を強いられる。ある程度の規模の塾なら学力別クラス分けがあるし、模試の順位もシビアに出る。

    「恥」を気にする親、プライドにこだわる親は、集団塾に子供を通わせない。集団塾じゃなくて個別指導塾だったら、競争にさらされることなく、恥をかくことなく、コソコソ秘密裏に塾通いをさせることができるのではないか。そんな心理が個別塾を流行らせたのではないだろうか?
    個別に限らず、塾に行くことを「恥」だと感じている人は案外多いのかもしれない。

    そういえば、大人が通う英会話教室も、個別が主流を占めている。
    自分のことを例にあげて恐縮だが、私はあまり英会話が得意ではない。英会話のできる人にコンプレックスを抱いている。劣等感がある。もし私が英会話を上達させるために英会話学校に通うとすると、たぶん、集団指導より個別指導を選ぶだろう。

    私より英会話が上手な人間と一緒のクラスだと、どうしても威圧され気が引けてしまう。流暢に英会話ができる人間が、ネイティブの講師と私を差し置いて授業中jokeを交わしていたりすると、私の劣等感はmaxに達するだろう。

    英会話が上手な人の姿を見たくない、競争なく自分のペースでやりたい、わからないところは「誰にも見られずに」質問したい。とにかく、恥をかく状況には絶対に遭遇したくない。だからもし英会話を習うなら、私は集団より個別を選ぶ。

    恥ずかしい姿を大勢の前でさらしたくない気持ちは、どんなことにも当てはまる。

    たとえばカツラ。

    薄毛の人がカツラをかぶることを決意し、不退転の決意ではじめてアデランスやアートネーチャーの門をくぐるとしよう。
    そんな時、薄毛の相談がスタッフとの個別対応ではなく、集団でカツラの説明会を聞かされる状況だったらどんな気分だろうか。

    指定された時間にカツラメーカーを訪ね、「どうぞこちらへ」と受付の女性に案内されたら、なんと薄毛の人が20人30人も大きな会議室に集められている。前後左右みんなハゲ。どいつもこいつもみんなハゲ。ハゲさん大集合。しかも自分もそんなハゲの1人。

    こんなハゲをさらし者にする無神経なカツラメーカーに客は集まらぬ。カツラの相談は個室で個別対応と相場が決まっている。カツラメーカーこそ医者や弁護士なみに秘匿義務が遵守されなければならない、顧客名簿が漏洩する事態にでもなったら、人権侵害で大騒ぎになる業界なのに。

     

     

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    個性は子供を不幸にする
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