2004.01.25 Sunday
和田アキ子は実はいい人
レコードはすべて持っていた。
「古い日記」(♪あのころは〜はっ の歌)「天使になれない」「どしゃ降りの雨の中で」など、歌謡曲の王道を行く名曲ぞろい。
いつも父親にねだって、和田アキ子グッズを買ってもらいました。
一度、和田アキ子のコンサートを福山へ見に行ったことがある。
おそらく1975年頃。僕が小学校1年生の時だった。
そして父親は、なぜか和田アキ子の楽屋まで僕を連れて行ってくれた。
和田アキ子は、とてつもなくいい人だった。
第一印象は、大きく化粧の異常に濃い人、というものだ(コンサートのメイクだから仕方ないけど)
「え、私のファンなの。うれしい!」
といって、大きな手で僕の頭をなでてくれた(頭をつかまれた、というのが正確な表現だけど)
笑顔の素敵な人だった。満面の笑顔で、僕を見つめてくれた。
僕が持っていった10枚ほどのレコードすべてにサインをしてくれました。そして僕が無邪気に、
「もっともっとちょうだい」
と言うと、
「いいよ、いいよ、どんどんしてあげる」
と、傍らの色紙を5枚くらい持ち出し、さらさらと嬉しそうにサインをしてくれた。
僕は和田アキ子を、それまでの100倍好きになった。