●腕時計は絶対忘れるな。時計がない学校が稀にある。
時間配分はテストの命。国語や数学の試験中は体感時間が短い。1時間が15分くらいに感じる。気づいたらあと3分しかなかったという悲劇を起こさぬように。
●飲み物は必需品。教室が暑すぎて、のどが異常に渇くことがある。水筒を持参するか、カバンの中に生茶か伊右衛門のペットボトルを入れておこう。
●試験教室は、寒すぎて困るケースより、暖房が効きすぎて暑すぎて困るケースのほうが多い。
特にふだんは中学校の寒い教室に慣れている子は、ビニールハウスみたいに暑い教室の温度に戸惑う。暑いと汗が流れ出て、酸欠状態になって脳が働かなくなる。
そんな時は、遠慮せず薄着になろう。
●鉛筆は20本。消しゴムは5個持っていこう。
消しゴムを1個しか持って行かないで、もし試験中に落としてコロコロ転がってどこかに消えてしまったら、心理的パニックに陥る。
だから何個落としてもいいように、消しゴムはたくさん持っていこう。
●「試験前は睡眠をたっぷり取ろう!」とアドバイスする先生方は多い。
確かにごもっとも。
しかし前日に緊張と興奮で、気持ちが昂ぶって眠れないこともある。
そんな時にはテレビを見よう。本を読もうマンガを読もう。そのうち眠くなる。1時間でもいいから寝よう。
でも、もし眠れなかったら徹夜してもいい。
「一睡もできなかったら、ベストを発揮できないんじゃないか」
などと心配することはない。
試験中の緊張感は睡魔を蹴散らす。試験が終わったあと、冬眠中の熊のようにぐっすり眠ればいい。
●国語は古文からやれ。現代文は後回しにしろ!(・∀・)
本番の試験、受験生は無意識のうちに完璧主義になりがち。
現代文で完璧な答えを書こうとするあまり、時間を取られ、制限時間50分のうち、40分ぐらい現代文に取られてしまう。
絶対、古文からすべし。
●数学の大問には(1)(2)(3)・・・とあって、順番に難しくなっている。
(1)は他愛のない簡単な問題が多い。だから(1)は必ず取れ。必ず得点をGETせよ。
あと、難しい問題があったらスパッと飛ばすべし。難しい問題に足をとられて、そのあとに登場する簡単な問題に時間が取れないという、愚かなことはするな。
●朝食は絶対に摂ること。ふだん朝飯を食わなくても、何かいの中に収めよう。バナナ1本とミルクでもいい。身体にガソリンを補給しておくこと。
●「風説の流布」には要注意。試験中は他の学校の奴等の言動が気になるものだ。
「オレ試験できんかった。最後の1問だけ間違えた。満点無理じゃ。合格できんかもしれん。」といった自慢とか、
「今年の数学簡単じゃあ。合格最低点9割くらいかな」
というウソくさい情報には惑わされるな。周囲の言葉はすべて無視!
マイペースでいけ。
●当日大雨かもしれない。雪かもしれない。靴の中がビショビショになったら集中力が切れる。替えの靴下を2足ばかり持って行くこと。
●受験票忘れたらパニックにならず、1回深呼吸してから、直ちに事務所に行け。必ず再発行してくれる。受験できないということはない。大丈夫です。
●休憩時間、トイレには必ず行くこと。便意尿意は突然来襲する。出なくても義務的に行っておくこと。
●最後に、試験官は鬼でも敵でもない。受験生の味方である。
試験官の先生は、受験生が心地よく試験を受けられるよう、気を配っているものだ。
だから試験中身体がだるかったり、頭痛腹痛がしたり、トイレに行きたかったりしたら、素直に思い切って相談してみよう、きっと何とかしてくれる。
「試験官性善説」を信じるべし。