猫ギターの教育論

尾道市向島の塾「US塾」塾長のブログ 早稲田大学・開成高校出身 本音が飛び交う、少し「上から目線」の教育論
kasami88★gmail.com
CALENDAR
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< January 2007 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
twitter
猫ギター
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS
無料ブログ作成サービス JUGEM
塾生からオレの子へ
0
    現中2の男の子で、なかなか成績が伸びない子が2人いる。
    才能の割に成績が良くない。
    というわけで荒療治として、塾をやめてもらうことになった。

    彼らは今後どうするのか。
    2人は2月から「US塾の塾生」ではなく、「笠見未央の養子」「笠見家の書生」ということにする。

    もはや塾生などというアカの他人の関係ではない。オレの子として扱う。
    2人は帰宅部なので、今後は「US塾勉強部」に入部してもらう。1人は部長、もう1人はキャプテン。
    毎日塾帰りに塾で部活。部活の内容は勉強。部活の大会は学校の定期試験。

    学年末試験対策を、試験1ヶ月前の今から始める。
    彼らには1ヶ月で5教科50点伸ばすといっているが、実は100点伸ばすつもりだ。毎日学年末試験対策のための、作戦会議を立てる。

    彼ら2人は性格がいい。誰が見ても可愛い奴らだ。勉強ができ自信がついたら凄い男になる。

    やるぜ。

    | uniqueな塾生の話 | 22:58 | - | - | ↑PAGE TOP
    開成中学受験の緊張感
    0
      試験当日の緊張度は、ケースバイケースだ。
      高校入試は中学校で引率され、受験番号も友達と並んでいることが多いから、単身で難関私立高校を受験するケースを除いて、いつもの見慣れたクラスメートに囲まれているため、緊張感はある程度和らぐのではないか。

      私が中学受験をした時は、1人で東京へ行った。
      田舎から東京、しかも開成中学。下見はしていなかったので開成訪問は初めてだし、入試を受けるのは生涯初めて。緊張しない方がおかしい。

      西日暮里の駅から校門までは人の波で、門の前では東京の進学塾の先生が生徒を激励する騒然かつ荘厳な雰囲気が漂っていた。絵に描いたような頭の良さそうな奴がたくさんいる。
      ときどき田舎の悪ガキっぽい「あばれはっちゃく」みたいな奴もいる。試験前なのに塾の先生の前で明るさを振りまいている。勉強とは縁のなさそうなルックスだけど、こいつ勉強できるのだろうか? こいつが開成合格したら未来の大物候補だろう。あれこれ考えたら不安が募った。

      教室に入れば友人同士おしゃべりしている奴がいる。私には友達なんて当然いない。私は一人昨日新宿の紀伊国屋で買った「声の教育社」のオレンジ色の開成の過去問をじっと眺めている。

      試験が始まった。記憶に間違いがなければ、試験問題の紙質はワラ半紙まではいかないが、少しだけ茶色ぽかった。塾のテストで使う目にまぶしい真っ白な紙ではない。しかも古本のように、活字が紙から浮き出てゴワゴワしている。町工場のような小さな印刷所で刷ったのだろうか。
      ワラ半紙に刷られたゴワゴワした文字の問題用紙は、公文書のような威厳をたたえ、田舎の小学生を威圧した。たかが紙を怖がるなんて、どうかしている。

      しかし一旦問題の世界に没入すれば緊張感は消え、あとはスムースに問題を解くことができた。
      問題を解くまでは、試験の緊張感は否応なく高まるが、いざ始まってみると正常心に戻れるものだ。

      試験当日の緊張感は大したものではない。むしろ緊張が高まるのは、合格発表だ。合格発表の緊張感だけは、何歳になっても耐えられない。
      | 中学受験 | 23:00 | - | - | ↑PAGE TOP
      ダイエットに豚骨ラーメン
      0
        「あるある大事典」には9200件も苦情が寄せられているという。
        でも今回の納豆ダイエット事件は、メディアの報道をそのまま信じてはならないことを教えてくれた、絶好の機会だったと思う。
        メディアリテラシーの良い勉強になったのではないか。

        ところで、納豆なんかよりずっとダイエットに効果的な食品がある。
        それは意外だが「豚骨ラーメン」である。私は豚骨ラーメンを食べると腹を下し、必ず体重が減る。

        特に脂濃い豚骨ラーメンは効果テキメンだ。白濁したスープの上を、1cmくらい透明なラードが覆っている。脂のコーティングのせいで湯気が立たない濃厚なスープを全部飲み干したら腹がおかしくなる。

        もちろんメンはバリカタかハリガネ。消化に悪そうな固い麺。それに豚骨ラーメンは塩分濃度が高くノドが渇く。水分を無性に要求する。
        結果胃の中はラードと固い麺と冷水が占有し悲鳴を上げ、消化不良をおこし下痢になる。
        胃の調子が悪くなるおかげで、しばらくメシが食いたくなくなる。

        というわけで豚骨ラーメンは減量に効果がある。豚骨ラーメンでダイエットができるなんて、納豆よりも即効性も意外性も衝撃性もある。
        「一蘭」のラーメンが私には一番ダイエット効果が高い。記入シートには必ず「麺固め」「油多め」に赤マルをすること。ついでに秘伝のタレも2倍で。
        この「豚骨ラーメンダイエット」のアイディア、TV局に売り込もうかしらん。
        | 旅行食べ物 | 23:08 | - | - | ↑PAGE TOP
        高校入試・小論文指導は大学教官の気分
        0
          私の現在のメインの仕事は、中3の推薦の小論文指導だ。
          お題を与え添削し、模範解答になる文章を書き、書き直してもらい・・・そんな指導を延々としている。

          どんなキーワードが出てきても大丈夫なように、たくさん文章を書いてもらっている。
          グローバル化、いじめ、ボランティア、高齢化社会、地球温暖化、家族問題、比較文化論・・・
          私はあらゆるアイディアとディテールを、彼等の頭に乱射投入している。

          文を書き、意見を述べ、議論をし、一連の作業は大変だけど楽しい。 小論文指導は「これぞ真の学問」という手応えを感じる。塾の先生というより、大学のゼミの教官になった気分だ。

          マクロの視点も大事だが、読点の打ち方、カッコの利用法、接続詞の使い方、語尾の決め方といった、ミクロな部分にも神経質にならなければいけない。読み手を文章の海に沈没させる良い小論文は、細かいディテールの積み重ねでできあがる。

          また無駄な反復部分を削るのが、上手い文章の秘訣だ。2〜3行で書ける内容なのに、長々と書くのはご法度だ。読み手がだれてしまう。文の冒頭から結末まで、キリッと読み手に刺激を与え続ける構築的な文章が目標だ。

          推敲も大事だ。書きたてホヤホヤの自分の文章には思い入れがある。愛着がある。故に無駄な箇所、読み手がだれる箇所が自分ではわからない。
          自分の文章を突き放して読む。他人の目で読む。村上春樹は自作の小説を3ヶ月寝かして推敲し、書き直すそうだ。3ヶ月もあれば自分の文章ですら、厳しい他人の目で読み返すことができるだろう。
          しかし小論文を書く受験生は、書き終わると直ちに自分の論文を客観視できる眼鏡を装着しなければならない。
          たった1時間弱の限られた時間の中で、熱い書き手と冷徹な読み手の2人が巧みに入れ変わらなければ、良い文章は書けぬ。

          とにかく、試験官の心と頭脳に響き、読みやすく、独創性あふれ、しかも中学生らしい青臭さと正義感を残した文章が狙いである。

          しかし小論文で一番大事なのは、「本質をずらさない、ある程度出題者が期待した答えに添った形で書く」ことなのだ。
          小論文は出題者のミットに向かって、正確にボールを投げ返さなければならない。自分勝手な暴投的な文章は採点の対象外になる。

          なんとか本番では頑張ってほしい。

          | 高校受験 | 23:10 | - | - | ↑PAGE TOP
          クイズ形式時事問題対策
          0
            私立高校受験のため、クイズ形式で時事問題対策をしている。

            昨日中3に出した問題は、

            1.2007年1月に就任した国連事務総長は、どこの国の人か?

            2.2006年に改正され、「愛国心」の条項が盛り込まれた教育に関する法律は何か?

            3.2007年から庁から省に格上げされた、日本の中央省庁は何か?

            4.2016年のオリンピック開催地に立候補した日本の都市はどこか?

            5.2007年から政令指定都市になる都市は、浜松とどこか(ヒント・本州の日本海側で最大の人口を持つ都市)

            6.日本の65歳以上の高齢人口の割合は、ズバリ何%か?(誤差+−1%まで正解)

            7.2006年にクーデターが起きて、クーデターを国王が認め、首相が解任された東南アジアの国家はどこか?

            8.現首相の名前のフルネームを漢字で答えよ。

            9.牛海綿状脳症(通称:狂牛病)をアルファベット3文字の略称で答えよ。

            10.2006年末に絞首刑に処された、イラクの元大統領の名前を答えよ。

            といったものだが、あまり出来は良くない。

            日本の高齢人口が35%という答えもあれば(超超高齢化社会ですね。うちの島の数値はそれくらいかもしれない)、イラクの大統領をアダム=フセインと言った子もいた。
            安倍晋三は誤答のオンパレードで、「阿部新造」と4文字すべて違う漢字を書いた子もいた。

            最もできなかったのは狂牛病の略称だ。
            アルファベット3文字だから、適当に書いて当たる確率は「26分の1×26分の1×26分の1」なのだが、それにしてもいい加減な答が多い。
            COSとかASAとかBTEとかTPAとかEFGとか、いろいろあった。

            イタズラ心を起こして、彼らが書いたアルファベット3文字に当てはまる組織が実在するのかネットで調べてみた。

            EFG・・・European Furniture Group ヨーロッパ家具グループ?
            ASA・・・朝日新聞の販売所
            BTE・・・補聴器やスピーカーのメーカー
            TPA・・・脳梗塞の薬
            COS・・・コスプレのコミュニティーサイト

            といった具合に、すべて実在しました。
            | 高校受験 | 23:12 | - | - | ↑PAGE TOP
            公教育の充実は塾を繁栄させる
            0
              公教育が充実すれば、塾は不要になるとの意見をよく聞く。
              しかし私の見解は全く逆で、公教育の充実は塾をさらに繁栄させるだろうと確信的に予測する。

              橋が架かれば船がいらなくなる、トーキーが発明されたら弁士はクビになる、巨大スーパーができたら商店街はシャッター通りになる。塾と学校の関係はそんな一方が栄えれば一方が衰退するという敵対関係にはない。むしろ密接な補完関係にある。

              いまの教育の最大の問題点は、勉強の「土俵」に上がっていない子が多すぎることである。
              学校で勉強がわからない。学校の先生のフォローには限度がある。さりとて塾に関心もなければ、塾はお金がかかるからと敬遠する。
              彼らは勉強に目を背けたまま日常を過ごしている。親は「好きなようにやんなさい」と自由放任主義で子供を叱ることはないし、また「この子にお金をかけて塾に通わせても無駄だろう」と無力感を抱く。

              公教育に携わる先生方が奮い立ち、基礎学力向上の効率的システムが学校で機能し始め、子供の学力の総体が上がれば、勉強に興味と自信を持つ子が増える。
              基礎学力が高まった子は、もっと難しい勉強がしたくなる。ゲームで敵を倒した子は、新たに強い敵と対決したくなるように。

              親も子供の基礎学力が上がったら、「じゃあ、もっと勉強してみようか」と子供の塾通いに積極的になる。親も子も勉強に対して欲が出てくるのだ。
              「学校で勉強したからもう十分」とは絶対にならない。「塾に通ってもっと勉強したい」と勉強に対するモチベーションは高まるに違いない。

              とにかく巷で言われているように、現在の日本が格差社会であるとするなら、高所得高学歴の家庭、すなわちピラミッドの「頂点」にいる人達だけ教育熱が異様に高まり、ピラミッドの「底辺部」ではシベリアの永久凍土のように教育に関して無関心なのが現状である。

              公教育が充実して子供に熱を与えたら、永久凍土は溶解し、溶けた氷は雄大な大河になる。そんな大河の水を受け止めるのが塾の役割になる。
              今まで大人に放り出されたまま勉強に関心が持てなかった子、自分の才能に気づいていなかった子、そんな子供達が公教育の改革で、1人また1人と勉強の大事さと楽しさに目覚めれば、そんな子供のエネルギーを受け止め、さらにパワーアップするのが塾だ。

              学校で子供の基礎学力が向上すれば、「教育無関心層」は逓減し、塾はますます隆盛する。学校と塾が一体となって、日本全国の教育熱の総和はグングン高まってゆくのだ。


              | 硬派な教育論 | 15:30 | - | - | ↑PAGE TOP
              NHK大河ドラマ「風林火山」
              0
                NHK大河ドラマ「風林火山」が素晴らしい。こんな面白い大河ドラマは、いつ以来だろうか。第2話の最後で不覚にも涙腺がウルウルしてしまった。

                今回の大河ドラマには、実はあまり期待していなかった。キャストを見ても

                山本勘助 内野聖陽
                武田信玄 市川亀治郎
                上杉謙信 Gackt

                と、なんとも微妙なキャストである。

                主演の内野聖陽は、NHKドラマ「蝉しぐれ」の主人公役の演技が良かった。
                私は藤沢周平のファンで、中でも「蝉しぐれ」は大好きな作品だが、内野聖陽の演技は原作以上だった。繊細で知的で朴訥で、おそらく大河ドラマのプロデューサーも「蝉しぐれ」の内野聖陽の演技を見て、「風林火山」の主演に抜擢したのだと思う。

                ただ内野聖陽の演技力は折り紙つきなのだが、テレビより舞台で活躍している俳優なので知名度が低い。知名度が低い俳優を主演に抜擢した大河ドラマは、爆発的に成功するか、大失敗に終わるかのどちらかである。

                最大の成功例は「独眼竜政宗」の渡辺謙。まだそんなに名の売れていなかった渡辺謙は、伊達政宗役でブレイクした。私は伊達政宗と聞けば瞬時に渡辺謙を思い出す。それほどの当たり役だった。
                伊達政宗のイメージが強すぎて、渡辺謙自身も困惑していたようで、「ラストサムライ」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた時、「これでやっと政宗から卒業できたかな」と語っていたほどである。

                逆に失敗例は「北条時宗」の和泉元禰だろう。今思うとなんでこの人が大河ドラマの主演を演じたのかわからぬ。和泉元禰は大河ドラマの前年の紅白歌合戦の白組司会にも抜擢された。
                どうしてNHKはあの時期、和泉元禰を過度にプッシュしたのか理解に苦しむ。

                というわけで、内野聖陽は好きな役者なのだが、渡辺謙になるのか和泉元禰に堕ちてしまうのか不安だった。

                また武田信玄役の市川亀治郎は歌舞伎の女形で、猿之助の甥である。
                NHKは大河ドラマに歌舞伎役者をよく起用するが、歌舞伎役者が表面に立つ大河はあまり成功しない。
                市川新之助(現海老蔵)主演の「武蔵 MUSASHI」は大コケしたし、団十郎の「花の乱」、幸四郎の「山河燃ゆ」、勘九郎の「元禄繚乱」は視聴率も内容もパッとしなかった。
                市川亀治郎の信玄役起用も、「風林火山」に一抹の影をさした。

                そして「風林火山」最大の危惧は、上杉謙信役のGacktである。どうしてGacktなのか? 
                NHKの大河ドラマは、時々思ってもみない奇抜なキャスティングをやる。特に家康役にその傾向が顕著である。
                緒形直人が信長をやった「信長」では徳川家康を郷ひろみが演じたし、「琉球の風」では家康が小林旭で、竹中直人の「秀吉」は西村雅彦だった。家康は郷ひろみや小林旭や西村雅彦じゃないでしょうに・・・
                意外性を狙ったキャスティングは視聴者に違和感を覚えさせるだけで、成功したとは言い難い。Gacktの上杉謙信なんて、飛び道具みたいなキャストではないか。
                「風林火山」の予告編を見たが、Gacktの謙信は眉毛をキリッと描いて、非現実的な空想上の人物みたいで、まるで「ファイナルファンタジー」のキャラだった。

                主要人物が無名の主役、歌舞伎役者、奇抜なGacktという三重苦で、「風林火山」はうまくやっていけるのだろうか。そんな外野の不安を吹き飛ばすほど、「風林火山」は素晴らしかった。

                20日土曜日、午後1時5分から、第1話と第2話が連続して再放送されるので見てほしい。
                | 映画テレビ | 23:16 | - | - | ↑PAGE TOP
                夜型から朝型へ矯正する方法
                0
                  そろそろ試験本番、受験生は尻に火がついて猛ダッシュをかける時期だ。

                  さてこの時期になると、「朝型か?夜型か?」という話題になる。夜型の人は朝型に戻しましょうというアドバイスが、塾や学校の先生からされる。

                  やっぱり受験生は夜型が多い。特に浪人生は時間が不規則になりがちで、夜中に勉強してる人が多いだろう。
                  また現役の学生でも冬休みで学校がないと、たちまち就寝時間が遅くなる。正月が朝型を夜型に変えてしまう。

                  私も完全な夜型で、朝や昼には勉強が手につかなかった。
                  朝昼はどこか空気がざわついていて、人間が活動しているノイズが耳に入る。だから誰もが寝静まった深夜に勉強するのが好きだった。
                  深閑とした夜の時間は、物音に煩わされずに、知識がどんどん頭の中に吸収されていくような気がした。

                  ただ、朝型と夜型のどちらが当日に力を発揮できるかといえば、やっぱり朝型の受験生の方だと言わざるを得ない。
                  当然どんな学校でも、入学試験は朝9時頃から行われる。深夜1時開始の入学試験などありはしない。

                  ふだんの就寝時間が深夜3時とか4時だと、入試当日は朝6時か7時に起きなければならないから、睡眠時間は3〜4時間になってしまう。
                  それじゃあつらいので、朝7時ごろに起きて、脳の機能が最大限に発揮できる時間を朝9時から昼3時ごろまでに設定しておく方がいい。
                  夜型のままだと、いつもは眠っている時間である朝方に試験を受けなければならないことになる。

                  朝型に戻すために、深夜3時4時に寝ている受験生が無理して夜10時に寝ようとしても、なかなか眠れない。たとえうまく眠れたとしても、1時間か2時間寝ただけで目が覚めてしまう。起きたら深夜の1時頃。その後は昼寝の後のように覚醒状態になり、頭が冴える。中途半端な短時間の睡眠のせいで、ますます身体は夜型になってしまう。
                  短時間の睡眠で頭がスッキリするのに反比例して、夜型の生活から脱却できないから心はますます憂鬱になる。

                  無理して眠ろうとすると不眠症の症状が出る。「羊が1匹、羊が2匹」「one sheep,two sheep」と羊にまですがりたくなる。
                  こんな風に眠れないことを過度に思い悩みすぎて神経質になるのが一番悪い。

                  じつは、夜型から朝型へ、一夜にして強制的に矯正する方法があるのだ。

                  それは、一晩徹夜をすることである。
                  試験日の1週間くらい前に、夜どんなに眠くても無理して起き続ける日を作る。

                  夜中にとにかく勉強しまくる。当然深夜4時5時に睡魔が襲ってくる。でも我慢する。我慢したまま学校に行く。授業中眠くても耐える。食事は眠くなるので摂らない方がいい。
                  フラフラしながら家に帰る。今度は塾だ。塾の授業中もひたすら猛烈な眠気と戦う。
                  塾から帰る。晩飯を食う。食い終わったら夜11時ぐらいか。そこで布団に入り、眠りにつくのだ。徹夜明けで死んだように眠れるだろう。起きたら朝7時。深い眠りの後に訪れる快適な朝だ。
                  強引な方法だが、1日で夜型から朝型に身体が慣れる。

                  ただしこれは最終手段で、絶対に身体に良いわけがないので、あまり真似はしないで欲しいと思う。
                  | 硬派な教育論 | 01:21 | - | - | ↑PAGE TOP