2007.07.31 Tuesday
私が学んだ社会科
高3に社会を教えているが、7人とも分野がそれぞれ違うから大変だ。
1人は現代社会、1人は世界史、1人は日本史、4人が地理と、社会科のほぼ全分野を教えなければならない。
私は高2・高3の受験期、世界史・地理を学校で履修していたのだが、浪人中に日本史をやり始め、大学は日本史で受験した。
学校で習った世界史・地理を棄て、学校でやってない日本史を選択したのである。
自学自習で、結構無謀な転向だった。
世界史は暗記量が多く、しかも用語がカタカナで記憶しにくい(中国史を除く)
マジャパヒト王国・ムアーウィア・アウラングゼーブ・ホーエンツォレルン家・・・
こんな難解なカタカナ用語を、何百何千と暗記することは、途方もない作業に思えた。
また私は宅浪で、参考書だけではイマイチ世界史の流れがつかめなかった。
おまけに世界史は、ヨーロッパ史や中国史だけではなく、東南アジアやラテンアメリカやアラブなど馴染みのない地域の歴史の知識も必要で、自分ひとりでは勉強できないと判断した。
だから世界史は棄てた。
それから、地理はどこまで暗記すればいいのか基準がつかめず、また難関私立の問題を検討したら細かい知識が必要で、どんなに踏ん張っても8割5分以上は取れそうもなく、社会が得点源になりづらいから避けた。
早稲田の過去問なんか見ると、いきなりベルギーの国土の地図がドカンと出てきて、地域ごとの特徴を問うような問題があったりする。私はベルギーの専門家ではないので、そんな重箱の隅をつつくような類の問題に圧倒され、怖気づいてしまった。
よって、地理も放棄した。
そして、政治経済は受験できる大学の数が限られてしまう。
結局、自学自習できそうで、かつ入試で汎用性のある科目は日本史だけだった。
日本史は当然だが日本一国だけの歴史なので、流れが一本調子でつかみやすく、また司馬遼太郎や海音寺潮五郎や山岡壮八の小説や、大河ドラマで日本史の登場人物には馴染みがあったから、比較的勉強は楽だった。
日本通史を学んでいると、リアリティー抜群の長大な大河小説を読む快楽が味わえる。(史実だからリアリティー抜群なのは当然だが)
その後大学では、政治学と経済学を主に履修することになり(もちろん大学の授業は、好きな教授以外、ほとんど出席していないが)、結局私は高校で世界史・地理、受験で日本史、大学で政治経済と、社会科の分野をほぼ網羅することになった。
そんな経験がいま役立っている。
1人は現代社会、1人は世界史、1人は日本史、4人が地理と、社会科のほぼ全分野を教えなければならない。
私は高2・高3の受験期、世界史・地理を学校で履修していたのだが、浪人中に日本史をやり始め、大学は日本史で受験した。
学校で習った世界史・地理を棄て、学校でやってない日本史を選択したのである。
自学自習で、結構無謀な転向だった。
世界史は暗記量が多く、しかも用語がカタカナで記憶しにくい(中国史を除く)
マジャパヒト王国・ムアーウィア・アウラングゼーブ・ホーエンツォレルン家・・・
こんな難解なカタカナ用語を、何百何千と暗記することは、途方もない作業に思えた。
また私は宅浪で、参考書だけではイマイチ世界史の流れがつかめなかった。
おまけに世界史は、ヨーロッパ史や中国史だけではなく、東南アジアやラテンアメリカやアラブなど馴染みのない地域の歴史の知識も必要で、自分ひとりでは勉強できないと判断した。
だから世界史は棄てた。
それから、地理はどこまで暗記すればいいのか基準がつかめず、また難関私立の問題を検討したら細かい知識が必要で、どんなに踏ん張っても8割5分以上は取れそうもなく、社会が得点源になりづらいから避けた。
早稲田の過去問なんか見ると、いきなりベルギーの国土の地図がドカンと出てきて、地域ごとの特徴を問うような問題があったりする。私はベルギーの専門家ではないので、そんな重箱の隅をつつくような類の問題に圧倒され、怖気づいてしまった。
よって、地理も放棄した。
そして、政治経済は受験できる大学の数が限られてしまう。
結局、自学自習できそうで、かつ入試で汎用性のある科目は日本史だけだった。
日本史は当然だが日本一国だけの歴史なので、流れが一本調子でつかみやすく、また司馬遼太郎や海音寺潮五郎や山岡壮八の小説や、大河ドラマで日本史の登場人物には馴染みがあったから、比較的勉強は楽だった。
日本通史を学んでいると、リアリティー抜群の長大な大河小説を読む快楽が味わえる。(史実だからリアリティー抜群なのは当然だが)
その後大学では、政治学と経済学を主に履修することになり(もちろん大学の授業は、好きな教授以外、ほとんど出席していないが)、結局私は高校で世界史・地理、受験で日本史、大学で政治経済と、社会科の分野をほぼ網羅することになった。
そんな経験がいま役立っている。